千紘さんのありがた~いお話

「『品名 汚水』」
と前の車に書かれている文字を千紘は読む。

「ちなみに、隣はガスだ」

「ガ、ガスが爆発したら、汚水が守ってくれますかね?」
とぴったり横に張り付くように走るガスのタンクローリーに怯える真昼に、

「……汚水に守られたいのか?」
と千紘が言う。

 そんなしょうもない話をしているうちに、街に着いた。