千紘さんのありがた~いお話

 



「着いたら、なに食べましょうか」
と運転しながら、真昼は浮かれていた。

 久しぶりの街だからだ。

 普段食べられないものが食べたいなーと思う。

 意外と食べられなくて寂しいのは、町にないチェーン店のレストランとか、ファストフードとか、カフェだが。

 せっかく街まで行くのだから、もうちょっといいものが食べたいしなーと思っているうちに、車の周りを囲まれていた。

 ヤンキー車にではない。

 タンクローリーにだ。

「き、緊張しますね。
 ダンプに囲まれるのも怖いですが。

 タンクローリーだと、なにが入ってるのかなーと思っちゃいますよね~」

「汚水」

「は?」