日曜日。
なにを着ていくか、真昼は前の日から迷っていた。
普段、ありのままを見せている夫の前で装ってみせることに意味があるのかわからないが、迷っていた。
「真昼。
もう出るぞ」
と言われ、
「ちょっ、ちょっと待ってください。
今決めます、すみません」
とカジュアルな可愛い服と、シックなワンピースをベッドの上に並べて迷っていた。
「どっち着ても似たようなもんだろ」
と手痛い真実を告げられ、うっ、とつまっていると、
「心配しなくとも、道ゆく人は、そんなにお前に注目していない」
ととどめを刺される。
そ、それはそうなんですが……っ。
お洒落をしようとしている女子に決して言ってはいけない言葉をふたつも並べられ、討ち死に寸前になりながらも、真昼は言った。



