殺す少女と堕ちる男達 1

「ほんっと仲良いッスね〜ボスたち」

「俺はドSヤロー2人に虐められてるだけだ」

「瞬さんってMなんすか?」

「んな訳あるか!」

今話しかけてきたのは、メンバーの一人の啓太だ。確か19歳だ。敬語なのは瞬の方が立場が上だから。この組織は上から順に実力順で組み分けされていて、4つのチームがあるのだ。

「……でも瞬ってよく虐められて嬉しそうにしてるよね」

「確かにそうっすね、特にボスに虐められてる時なんかすげー嬉しそうッス。Mっッスね!」

「だからちげーわ!」

だがチーム関係なく、グルフォンのメンバーは皆仲がとてもいい。なので、誰か仲間が亡くなるたびに感じる悲しみは、どんなものでも埋められないし、慣れることもない。

『 おい啓太、卵焼き1個寄越せ』

「おい俺らのやったじゃねーか、まだ足りねーか」

「えー、自分卵焼きちょー好きッス。だからこれだけは譲れないッスね」

『なら今日の 夕飯のハンバーグ寄越せ』

「えー、俺ハンバーグも好きッス」

『なら明日の…… 』

「だぁーーー!!大食らいも程々にしとけ!」

「ナル、僕のハンバーグ半分あげるよ」

『 樹、結婚しよう』

「ふふ、もちろん」

「だァァァァー!なんなんだよお前らはぁーー!!!」