殺す少女と堕ちる男達 1

両手にもつ刀から、真っ赤な血が滴る。

周りには、もう命のない死体の山。

足元には真っ赤な血。

そして、鉄の匂い。

残るのは、私の心臓の動く音。

なにも、感じない

なにも、なにも、なにも。

気づいたら下ばかり見ていたのに気づき、上を見上げる。真っ暗な空には、憎たらしいほどに大きく美しい月が、私を照らしていた。

その月はまるで、血で汚れきった私の醜さを、浮き彫りにして笑っているようだった。


月は、美しい。そして、憎い。

でも、私は知らない。

そんな月を、焦がれるような、眩しそうな目で見ていたことを。



そんな私を見ていた、少年たちがいた事を。