殺す少女と堕ちる男達 1

会議室からぞろぞろと人が出ていく。私はボスだから、いつも前に立って話す。瞬と樹は私の少し後ろに立っていて、その他のメンバーが私たちの前にずらりと並ぶ。今は秋原組についての資料をまとめている。

まとめ終わったら会議室を出て、長い廊下を歩く。そこから左に曲がって階段を上がり、また長い廊下を歩いて自室に入る。

『 ………………………………はぁ』

私の部屋は、黒で統一されている。
ベットも、タンスも、ソファも、テーブルも、カーテンやクローゼット、クローゼットの中の服まで黒だ。

でも、黒は落ち着く。

それから刀を持ったまま、ベットに少し横になる。静まっていた空気に、ベットの軋む音が響く。


コンコン

『 ……………………』

コンコン

『 …………………… 』

コンコンコンコンコン

『…………………………』

コンコンコンコンコンコンコンコンコン

『……………………………………………… 』


ゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴン


「ァァァ!うっせぇ!今開けるから!」

だるくて無視していたら、段々と大きくなるノック音にイライラして、勢いに任せて扉を開ける。

ガチャッッッ

(ドンっ)

「いでッ!!!!」

『 ………………あ?』

どうも扉の前に立ってたらしく、頭を強打したようだ。