「驚かせてごめんね、美空ちゃん。それと、待たせてごめん。俺の気持ちを伝えるタイミングがなかなか掴めなかったんだ。こういうの、初めてだから」
伊勢谷先輩は照れくさそうに頬を染め、頭を搔いた。
「美空ちゃんの気持ちは知ってたから、つい安心しちゃってさ。どうせ両想いなんだから焦らなくて大丈夫かなって。でもこういうことは、男としてちゃんとしないとな」
伊勢谷先輩の告白が、硬直している頭の中をスルスルと通り抜けていく。
あたしは汗のにじむ両手を強く握りしめながら、必死に冷静になろうとしていた。
どうしよう。どうするのが一番が正しいんだろう。
近藤先輩を好きな気持ちを隠したまま、伊勢谷先輩の彼女になるべきなの?
それとも先輩たちの友情を犠牲にして、自分の本当の気持ちを貫くべきなの?
「美空ちゃん、俺と付き合ってください」
ついに決定的な言葉を突き付けられて、背中にドッと汗が噴き出た。
もう混乱の極致でなにも考えられない。いっそここから逃げ出してしまいたい。
無意識に救いを求めて視線を泳がせると、心配そうにこっちを見ている真央ちゃんの隣で、近藤先輩があたしを見ていた。
伊勢谷先輩は照れくさそうに頬を染め、頭を搔いた。
「美空ちゃんの気持ちは知ってたから、つい安心しちゃってさ。どうせ両想いなんだから焦らなくて大丈夫かなって。でもこういうことは、男としてちゃんとしないとな」
伊勢谷先輩の告白が、硬直している頭の中をスルスルと通り抜けていく。
あたしは汗のにじむ両手を強く握りしめながら、必死に冷静になろうとしていた。
どうしよう。どうするのが一番が正しいんだろう。
近藤先輩を好きな気持ちを隠したまま、伊勢谷先輩の彼女になるべきなの?
それとも先輩たちの友情を犠牲にして、自分の本当の気持ちを貫くべきなの?
「美空ちゃん、俺と付き合ってください」
ついに決定的な言葉を突き付けられて、背中にドッと汗が噴き出た。
もう混乱の極致でなにも考えられない。いっそここから逃げ出してしまいたい。
無意識に救いを求めて視線を泳がせると、心配そうにこっちを見ている真央ちゃんの隣で、近藤先輩があたしを見ていた。


