「ブレンダーがあればもっと簡単に作ることができるけどな。今回は急だったし、どうなるか心配だったけど、うまく出来てよかった」
先輩はホエーとバターを分けて、バターにサラサラと塩を入れて混ぜた。
「よし、完成。このバターを使ってオムレツを作ろう」
「え? オムレツですか?」
「そうだ。もう時間がないし、それで精いっぱいだと思う」
調理室の黒板の上に備え付けられている壁掛け時計を見たら、たしかにもう残り十分くらいしかない。
でも、オムレツ?
もちろんオムレツがラスボスなのは身に染みて知っているけれど、折原先輩の豪華な重箱弁当を前にして、あまりにもシンプルというか。
そんな不安が顔に現れたのか、先輩があたしに言った。
「そのために特別な卵を調達してきたんだ。扱ってる店が遠くて、死に物狂いで自転車飛ばしてきた」
先輩はホエーとバターを分けて、バターにサラサラと塩を入れて混ぜた。
「よし、完成。このバターを使ってオムレツを作ろう」
「え? オムレツですか?」
「そうだ。もう時間がないし、それで精いっぱいだと思う」
調理室の黒板の上に備え付けられている壁掛け時計を見たら、たしかにもう残り十分くらいしかない。
でも、オムレツ?
もちろんオムレツがラスボスなのは身に染みて知っているけれど、折原先輩の豪華な重箱弁当を前にして、あまりにもシンプルというか。
そんな不安が顔に現れたのか、先輩があたしに言った。
「そのために特別な卵を調達してきたんだ。扱ってる店が遠くて、死に物狂いで自転車飛ばしてきた」


