「あー、ごめん。ちょっと魂抜けてたかも」
あたしは食材を業務用の大きな冷蔵庫に入れてから、真央ちゃんと一緒に調理室を出た。
すごく体がダルくて、教室に向かう足取りも重い。一歩一歩、踏ん張りながら階段を上っていると隣の真央ちゃんから檄が飛ぶ。
「美空、遅い」
「ごめん」
「もうちょっとシャキシャキ歩きなさいよ。そんな高齢者みたいに背中丸めてないで」
そう言って真央ちゃんはあたしの背後に回り、両手であたしの背中を押して、「よいしょ、よいしょ」と階段を上がり始めた。
そしてそのまま踊り場に面したバルコニーに出て、あたしと並んで手すりの近くに立ち、軽く背伸びをする。
手すり下のグリーンフェンスに飾られたプランターのピンクの花から、新鮮な生花の香りが立ち昇っていた。
あたしは食材を業務用の大きな冷蔵庫に入れてから、真央ちゃんと一緒に調理室を出た。
すごく体がダルくて、教室に向かう足取りも重い。一歩一歩、踏ん張りながら階段を上っていると隣の真央ちゃんから檄が飛ぶ。
「美空、遅い」
「ごめん」
「もうちょっとシャキシャキ歩きなさいよ。そんな高齢者みたいに背中丸めてないで」
そう言って真央ちゃんはあたしの背後に回り、両手であたしの背中を押して、「よいしょ、よいしょ」と階段を上がり始めた。
そしてそのまま踊り場に面したバルコニーに出て、あたしと並んで手すりの近くに立ち、軽く背伸びをする。
手すり下のグリーンフェンスに飾られたプランターのピンクの花から、新鮮な生花の香りが立ち昇っていた。


