消えていくしかないふたりの恋を、先輩が少しでも惜しんでくれているのなら、ほんのわずかな時間を一緒に過ごしてほしい。
「…………」
近藤先輩は真剣な表情で口を強く結び、半泣き状態のあたしを見つめていた。
すごく迷っているのは明らかで、その唇から出てくるのは拒絶の言葉か、それとも許しの言葉なのか、まるで賭け事をしているような気持ちでジリジリとあたしは待っていた。
これで断られたらどうしよう。もう、自分の心の持って行き場がない。
「本当に……」
やっと先輩が話し始めて、あたしの緊張が最高潮になる。
「本当に、この家の中だけだな? そしてレッスンが終わったらぜんぶ忘れると誓うんだな?」
断りとは違うニュアンスの言葉が聞こえて、固い岩みたいにコチコチになっていたあたしの体から、ほんの少し力が抜けた。
「は、はい。誓います」
「ひとつ条件がある」
「なんですか!?」
望みを聞き入れてもらえそうな雰囲気に、あたしは勢い込んだ。
「…………」
近藤先輩は真剣な表情で口を強く結び、半泣き状態のあたしを見つめていた。
すごく迷っているのは明らかで、その唇から出てくるのは拒絶の言葉か、それとも許しの言葉なのか、まるで賭け事をしているような気持ちでジリジリとあたしは待っていた。
これで断られたらどうしよう。もう、自分の心の持って行き場がない。
「本当に……」
やっと先輩が話し始めて、あたしの緊張が最高潮になる。
「本当に、この家の中だけだな? そしてレッスンが終わったらぜんぶ忘れると誓うんだな?」
断りとは違うニュアンスの言葉が聞こえて、固い岩みたいにコチコチになっていたあたしの体から、ほんの少し力が抜けた。
「は、はい。誓います」
「ひとつ条件がある」
「なんですか!?」
望みを聞き入れてもらえそうな雰囲気に、あたしは勢い込んだ。


