あたしから目を逸らしながら、懸命に明るく振舞おうとしている先輩を見て強く思った。
近藤先輩にあたしの本当の気持ちを伝えたい。
あたしが好きなのは、伊勢谷先輩じゃなくてあなたなんですって。
告白することであたしが最低の軽薄女になるって言うなら、それでもかまわない。
事実が歪んで伝わってしまっていることを今ここで言わなきゃ、きっと取り返しのつかないことになる気がする。
「近藤先輩」
急に真面目な声を出したあたしに、先輩が視線を戻した。
先輩の顔を真正面で見たとたんに心臓がドキドキし始めて、背中に汗が浮いて呼吸が逸る。
顔に血がどんどん集まって赤くなっていくのが自分でわかるけど、止められない。
生徒会室で伊勢谷先輩に自分の気持ちを訴えたときは、あんなにスラスラ言えたのに。
あのときとは比べ物にならないくらい緊張して、息が苦しくて、汗ばむ両手にキュッと力を込めた。
「あたしの好きな人は、伊勢谷先輩じゃありません」
近藤先輩の瞳が大きく揺れた。
近藤先輩にあたしの本当の気持ちを伝えたい。
あたしが好きなのは、伊勢谷先輩じゃなくてあなたなんですって。
告白することであたしが最低の軽薄女になるって言うなら、それでもかまわない。
事実が歪んで伝わってしまっていることを今ここで言わなきゃ、きっと取り返しのつかないことになる気がする。
「近藤先輩」
急に真面目な声を出したあたしに、先輩が視線を戻した。
先輩の顔を真正面で見たとたんに心臓がドキドキし始めて、背中に汗が浮いて呼吸が逸る。
顔に血がどんどん集まって赤くなっていくのが自分でわかるけど、止められない。
生徒会室で伊勢谷先輩に自分の気持ちを訴えたときは、あんなにスラスラ言えたのに。
あのときとは比べ物にならないくらい緊張して、息が苦しくて、汗ばむ両手にキュッと力を込めた。
「あたしの好きな人は、伊勢谷先輩じゃありません」
近藤先輩の瞳が大きく揺れた。


