「あ、あれ? あれれ?」
慌てたのがマズかったようで、ファスナーを上げようとしたら布にガッチリ噛んでしまった。力ずくで引っ張り上げても、どうにもこうにも動かない。
ああぁ、この忙しい時に〝ファスナーあるある〟やっちゃった! このままじゃブラが丸見え!
なんとかしないと……って、もう足音はすぐそこまで近づいている。
やばい、やばい! どうしよう先輩たちに見られちゃうぅー!
完全にパニックになったあたしは、脱ぎ散らかした制服を抱え集めて、大急ぎで窓際のカーテンの陰に飛び込んだ。
こうなったらもう、ここで先輩たちが立ち去るまでじっとしているしかない!
幸い、床まで届く長さの遮光カーテンだから、あたしの存在はバレないだろう。
――ガチャッ
勢いよくドアが開く音がしたと同時に、バタバタと足音が中に入り込んでくる。
「司、早く着替えないと間に合わないぞ」
「わかってる」
カーテン越しに、ふたりが着替えている気配が伝わってきて、あたしはもうドッキドキだ。
慌てたのがマズかったようで、ファスナーを上げようとしたら布にガッチリ噛んでしまった。力ずくで引っ張り上げても、どうにもこうにも動かない。
ああぁ、この忙しい時に〝ファスナーあるある〟やっちゃった! このままじゃブラが丸見え!
なんとかしないと……って、もう足音はすぐそこまで近づいている。
やばい、やばい! どうしよう先輩たちに見られちゃうぅー!
完全にパニックになったあたしは、脱ぎ散らかした制服を抱え集めて、大急ぎで窓際のカーテンの陰に飛び込んだ。
こうなったらもう、ここで先輩たちが立ち去るまでじっとしているしかない!
幸い、床まで届く長さの遮光カーテンだから、あたしの存在はバレないだろう。
――ガチャッ
勢いよくドアが開く音がしたと同時に、バタバタと足音が中に入り込んでくる。
「司、早く着替えないと間に合わないぞ」
「わかってる」
カーテン越しに、ふたりが着替えている気配が伝わってきて、あたしはもうドッキドキだ。


