「俺と親友になってくれて本当にありがとう。彬との友情は俺にとってなによりも大切な、かけがえのない宝物だよ」
近藤先輩は、耳を真っ赤にして伊勢谷先輩を見つめた。
たぶん、いつもみたいに憎まれ口のひとつでも叩きたいんだろうけど、天使みたいに無邪気に笑っている伊勢谷先輩の表情が、それをさせない。
一点の曇りもない笑顔を眺めているうちに、近藤先輩の表情がどんどん柔らかくなっていく。
そして優しく緩んだ唇から、素直な言葉がこぼれた。
「俺もだよ。司」
ふたりの心の交流を目の当たりにしたあたしは、感動してしまった。
いつもアイドルの仮面を被って本音を隠している伊勢谷先輩が、こんなに正直に心をさらけ出している。
いつも素っ気なくて誤解されがちな近藤先輩の優しい本心を、伊勢谷先輩が自然と引っ張り出している。
支え合うふたりの友情は、絆は、本物なんだね!
近藤先輩は、耳を真っ赤にして伊勢谷先輩を見つめた。
たぶん、いつもみたいに憎まれ口のひとつでも叩きたいんだろうけど、天使みたいに無邪気に笑っている伊勢谷先輩の表情が、それをさせない。
一点の曇りもない笑顔を眺めているうちに、近藤先輩の表情がどんどん柔らかくなっていく。
そして優しく緩んだ唇から、素直な言葉がこぼれた。
「俺もだよ。司」
ふたりの心の交流を目の当たりにしたあたしは、感動してしまった。
いつもアイドルの仮面を被って本音を隠している伊勢谷先輩が、こんなに正直に心をさらけ出している。
いつも素っ気なくて誤解されがちな近藤先輩の優しい本心を、伊勢谷先輩が自然と引っ張り出している。
支え合うふたりの友情は、絆は、本物なんだね!


