「なにしてんのよ!」
人生初のお姫様抱っこに頭パニック状態になってるあたしに代わって、真央ちゃんが抗議した。
「なにって、チビの足元がフラついて危ないから、このまま保健室まで運ぶだけだ」
真央ちゃんに構わず、先輩はあたしを抱っこしたままスタスタと歩き始めた。
慣れない体勢だし、先輩が一歩動くたびに伝わってくる振動が怖くて先輩の胸にギュッとすがりついたら、またあの素敵な香りがふわっと漂った。
反射的に胸がトクンとざわめく。
香りって記憶と直結しているから、中庭で先輩と初めて会ったときに抱きすくめられた記憶が、鮮明によみがえってきたんだ。
人生初のお姫様抱っこに頭パニック状態になってるあたしに代わって、真央ちゃんが抗議した。
「なにって、チビの足元がフラついて危ないから、このまま保健室まで運ぶだけだ」
真央ちゃんに構わず、先輩はあたしを抱っこしたままスタスタと歩き始めた。
慣れない体勢だし、先輩が一歩動くたびに伝わってくる振動が怖くて先輩の胸にギュッとすがりついたら、またあの素敵な香りがふわっと漂った。
反射的に胸がトクンとざわめく。
香りって記憶と直結しているから、中庭で先輩と初めて会ったときに抱きすくめられた記憶が、鮮明によみがえってきたんだ。


