「……愛の形は様々です……」 ぼそりと付け加えた一言。 その言葉はあまりにも小声で、俺の耳には届かなかった。 ……あ、アイツまたオレンジジュース飲んでる。 本当に毎日飲んでるな。 そんなことを思いながら見ていたら。 「なに?キモイ」 俺に気付いた水城。 ……今度はキモイって言われた……。 悪口が趣味なのか? 「そういえば、水城の親友ってどんなヤツなの?」 水城の動きが止まり、俺を睨んだ。 ……まさか、地雷か……?