篠瀬家はお父さん、お母さん、お兄ちゃん、私の4人で構成されるごく普通の家族だった。



お父さんは出版社で働いていて7つ上にお兄ちゃんがいた



お母さんはロシアとのハーフ


綺麗で、優しくて、面白くて、大好きな存在だった。



本当に普通の、ごく普通の家族だった






小学2年生のあの時までは