「悪」が似合わない君と。





「もう!浜田さん!私の名前出さないで下さいよ!!」


声がする方を見たらトンボ…


え?


ざわついた


トンボ?



声はトンボだ

だけどトンボ眼鏡はつけてない


な、め、めちゃめちゃ


「美人…」


誰かが呟いた


大きな瞳と整った鼻、柔らかく笑う口

綺麗なんて言葉で表しきれないほど素敵な

一枚の絵のように

浜田に笑いかけていた


「トンボ?」

「げっ!!リュードーさん!」