「悪」が似合わない君と。



「あ、俺浜田見ましたよ!」


静かにしてた連中の中で1人が言った


「なんか女の子と2人で歩いて行きました」


!!

その女の子が間違いなくトンボだ


「放課後に2人で?それ絶対デートじゃん」


で、でーと?


デートってあれか?

男と女がいちゃつく、あの…


ダン!!!


思わず俺は座っていたベンチを叩いた


海を除く全員がビクッとした


「どうした?彗」

「…別に…」


自分でも驚くほど低い声


マジでムカついた喧嘩の時くらいしか出ねぇような声なのに


「今日変だぞ?お前」


そんなのわかってる、自分が一番わかってる


あーもー

あのトンボが俺の前に現れてから絶対おかしい


なんで俺の頭の中には絶対アイツがいるんだ?