「悪」が似合わない君と。




「トンボ?」


え、わっ!!


「なに難しい顔してんだよ」


リュードーさんが執事服のままで私の顔を覗き込んでいた


い、いつのまに


「いえ、その、ちょっと考え事を」


「そうか。俺はこれを着てどうすればいいんだ」


ん、あ、ああ


リュードーさんなんて名の知れた人がこんな格好してたらちょっと、

いや、だいぶ問題になるだろうな


「目立たない程度に仕事してください」


「ん」


…これでいいんだろうか


「篠瀬さんも着て!もう直ぐ始まるから!」


あ、は、はい


クラスメイトに促されメイド服に着替える


「今日はメイクもするからね!」


え、


「最近流行のモデルのハナのメイクでもいい?」


いや、非常に良くない


「あ、あの自分でやるから大丈夫」


「え、篠瀬さんメイクできるの?」


「うん。たまにしてるから」


「ええー!意外!じゃよろしくー」


ふぅよかった


ちょっとほんとに気をつけないとな