「悪」が似合わない君と。

美花side


あれからリュードーさんは謎にスンっとして
教室に戻れと言うので戻ることにした


リュードーさんは行かないのかなって思ったけど
後で行くと言うので置いてきた


どうしたんだろう


絶対なんかおかしかったよ

なんか視線、変な方向行ってたし

遠い目してたよね


なんだったんだろう


そんなことを考えながらトボトボと歩いていると


「し、シノセ!?」


ん、この声は


「浜田さん」


段ボールをたくさん抱えた浜田さんと遭遇


「え、あ、シノセ、その格好」


あ、メイド服

は、恥ずかしっ


「メイド喫茶なので」

「え、あ、うん、その、めっちゃ…似合ってる」


うお、浜田さんにしてはすんなり言ったな


「ありがとうございます」


浜田さんなんか…挙動不審になってるけど


「え、あの、シノセ…」

「はい?」

「あのさ…えと」


なんだなんだ?

いつに泣く真剣な表情に戸惑っていると


「篠瀬美花」


この声は


「カイさん!」


手ぶらのカイさんがそこにいた


「…海さん…タイミング、わざとっすか」

「なんのことー?」


??