「悪」が似合わない君と。





伝えてしまおうか


お前が好きだと


言えればどれだけ楽になるだろうか


このうるさい心臓もマシになるだろうか


トンボは俺の事、どう思っているんだろう


トンボの首まで赤くなってるところを見ると


期待してしまう自分がいる


それでも一言が言えないのは


俺が弱いからだ


この関係がもし崩れてしまったら


俺はトンボの隣にはいられなくなる


それを想像すると怖気付いてしまう


変な話だよな


誰が襲い掛かってきても喧嘩だったら勝てる気がするのに


トンボがいなくなるかと思うとなにもできなくなる


それくらいに俺はお前のことが好きなんだよ


目の前のトンボの首に思わず顔を埋めた


「ひゃっ!」


びく!


トンボの高い声に思わずびくりとした


「リュードーさん?」


……


だめだこれ


これ以上二人でここにいるのはよくない


俺が非常に良くない