「悪」が似合わない君と。



「いやいやいや、なに!?今のなに!?」

「情報量が多すぎてやばいんでけど!あっはは!」

「いやいや最高!どん臭いにも程があるでしょ」

「眼鏡吹っ飛んでんじゃん」


「だっさーい!」

この声は美優さんだ

リュードーさんの前でクスクスと笑っている


「トンボ…大丈夫か…ふふ」

…くっそぉ

笑ってんじゃんリュードーさん!


私もここまで派手になるとは思わなかったの!


「いったた…ごめん篠瀬さん…大丈夫?」

あ、名前

知ってたんだ

「ううん、こっちこそ、驚かせちゃってごめんね」


顔を上げてお互いの顔を見た


あ、メガネがない

目の前の男の子も、私もメガネがなくなっている


「しの…せ、さん…?」


私の顔を見て、目を丸くする

ん?

あ、てかこの子…めっちゃ目美人


ぽかんとした目の前の男の子は

ぱっちり二重に長い睫毛、白い肌に小さい口でとてつもなくバランスの取れた美人君だった


「え、うそでしょ」


誰かの声が聞こえた

顔をあげると

クラスメイトが私たち二人見てぽかんとしていた


「え、めっちゃ、予想外の…顔」

「うそ…でしょ」


あ、眼鏡…そっか、今ないんだ…