「悪」が似合わない君と。



休み時間


なんと驚いたことにリュードーさんの席に、何人かが恐る恐る近づいてきていた

…女の子だ


「あ、あの龍堂くん?」

「ん?」

「その…怪我大丈夫?」

「ああ、なんともない」

「そっか、えっと…あの、文化祭なんだけど…執事服…着てくれる?」


さっきの私たちの会話を察したというのか!

すごいタイミングだな

女の子たちは少し距離をとっていつも聞かないような高い声を出している


まあ、無理もない

忘れてたけどリュードーさんはものすごくイケメンなんだった(失礼)


改めて見ると鋭いけど大きくてりりしい綺麗な目

整った鼻筋から綺麗な形をとった唇

顎や頬のラインも一緒にモデルをやる男の子たちより美しい


女の子の目は誰が見てもハート

まあリュードーさんは気付かないだろうけどね


「着た方がいいなら着るけど」

「着てほしい!!」


うわお…


「ああ…じゃ着るわ」

「う、嬉しい!ありがとぉ」


…モヤァ


「あ、篠瀬さんは裏方だから着なくていいよ」


…え

あ、そう?

そうなら…いいけど

うん


さっきとはえらい態度の違いだけど

まあ…いいや