「悪」が似合わない君と。



頭の整理が追いつかず、とぼとぼと教室に向かう


ドアを開けると

…いつかの空気


決して良いものではないけど

私はこの空気を待ち望んでいた

…いつもより静まり返った教室


リュードーさんがいるんだ

その事実を確認するのに時間はいらなかった


窓際一番後ろ

私の隣の席

私を見つけるとふっと優しく笑った


「はよ」

「おはよう」


相変わらずクラスメイトは口を開けて私たちを見ている


「怪我…大丈夫ですか?」

「余裕だよ」


よかった


「浜田と海に会ったか?」

「会いましたよ」

「なんか言われた?」


う…

ま、まあなにも言われてないわけじゃないから

う、ん…


口籠る私をみて軽くため息をつく


「海だな」


え!なぜわかる


「ふ…その顔、もう少し隠そうとしろよ」




なんかお見通しみたいで悔しい


「ま、いいけど。てかいつまで立ってんだよ」


席に座るよう促す

なんか…変な感じ