「悪」が似合わない君と。



「美花!!」


!!


ドカアアアアン!と何かが倒れる音が聞こえた


しっかり見えていなくても、分かった


リュードーさんだ


リュードーさんが来てくれたんだ!!



「シノセ!無事か!」

浜田さん!?


「生きてたか」

カイさん!?


リュードーさんを先頭に浜田さんとカイさんが立っていた


みんな…

…来てくれたんだ!!



…あ

やば


今までの恐怖と、リュードーさん達が来てくれた安心とで、張りっぱなしだった気が緩む

そして目元が濡れた


うわぁ何年ぶりだろう泣いたの…

やっぱしょっぱいな…



「っ…」


ピリリッッ!



!!

ぞくっと悪寒が走った


なにこれ…


私が涙を流した瞬間

夏兄さんの時よりも痛い、冷たい何かがその場の空気を凍らせた



「殺気…」


浜田さんがつぶやきぶるっと身震いした


な、なんだよ殺気ってぇぇぇ泣