「悪」が似合わない君と。

彗side


「こいつだ!でも、なんでわかったんだよ」


「…道理で…この人がシノセの事知ってるわけですよ」


どういう意味だ


「この人がやってくれたんです…これ」


浜田は自分の髪の毛を指差した


「彗さんを喜ばせたいってシノセに相談した時、シノセがその見た目変えろって言って連れてかれたところにいた人です。

シノセのいとこ

夏斗っていう男です」



あ、あいつのいとこ?


なんでいとこが…



「…俺、なんか納得です…彗さんを怖気付かせるほどの殺気なんて出せるやついないと思ってました…

でもこの男なら…」


ボソボソと喋る浜田


どういうことだよ


この男ならって….



「…初めて会った時からなんか…うまく言えないんすけど…異様だったんです」


異様…?


「逆らえないというか…優しい人ってイメージはあったんですけど…なんか…絶対それだけじゃないっていう…」



…こんな浜田でも感じ取るくらいだ…



よっぽどの男だろう



大物を予想し、少し身震いした