「悪」が似合わない君と。




夏兄さんについていくこと30分


車での移動もあって


着いたのはよくわからない場所


なんかこの建物古くない?


ボロいし、倉庫っぽいけど


「夏兄さん、ここどこ?ここ入ってもいいの?」


「大丈夫だよ」


え、なんか…めっちゃ嫌な雰囲気


人気もないし、


でも夏兄さんは私の家族のはずだし…


そりゃ、初めて会ってからまだ間もないけど…



『彗に恨みのある奴らの手がお前に向きかけている』



カイさんの言葉が頭をよぎる


いや…まさか、だって、知らない人じゃないし…

むしろ血縁者だし…


どうしよう…怖くなってきた