「彗さん」
海に腹を立てていると
浜田が来た
「なんだ」
「この男ですか?」
何枚かの写真を見せる
…違う、これも違う
「いや、どれも違う」
「そうっすか」
わかりやすく落ち込む
浜田は一番たくさん写真を持ってくる
俺の言った特徴を抑えた男を片っ端から集めているらしい
「浜田…ありがとな」
「!!!え、え?」
唐突のことに口をパクパクさせる浜田
「は、はい!もっと探してきます!!」
そう言ってこけそうになりながら走っていった
が、すぐに戻ってきた
おおおいおいおい!
もう見つけたのか?
「彗さん!特徴って他にありますか?」
あー聞きにきたのか
「今って分かってるのは髪型と背の高さだけなんすよ」
んー
背は高くて髪型は爽やかな感じとか言ったんだっけか
あと…?
んー、、
「あ、」
そう言えば
「あんまり情報にはならないかもしれないけど」
「なんすか!?」
「ネックレスつけてた気がする。ちょっと変わったやつだから覚えてだんだよ」
「ネックレス」
「シンプルな格好してた割にはネックレスなんかつけて洒落たやつだなって思った記憶がある」
「…洒落たやつ」
浜田の顔が曇った
「あの…彗さん…。もしかしてそのネックレスって鉄製だったりしますか?」
え、ああ、確か
「そうだった気がする」
浜田の顔色が悪くなる
「どんなネックレスか覚えてますか?」
「んー、、イマイチだな」
「はね…とか、ついてませんでした?」
「はね?」
はね…か、らしきものはあった気がするけど
「似たようなものが…」
浜田の目が大きくなった
なんだ、この感じ
「知ってるのか?」
「彗さん…もしかして…この人じゃないですか……」
!!


