そんなこと…わかってる
わかってるつもり
でも…
そんな理由でリュードーさんと離れるのは違うと思う
そんなの偏見だ
喧嘩が多いからってその人と仲良くしちゃダメなんて
かわいそうなのは私だけじゃない
そんな風に距離を置いて行ったらいつか絶対1人になるのはリュードーさんだ
そんなの…耐えられない
孤独の中で生きてきた私だから思える
1人にしたくないんだ
あの時、あの猫に向けていたの視線を
悲しげな表情を私は見ている
あの時、帰り道で喧嘩が嫌いだと言ったリュードーさんの横顔を覚えている
神崎さんにも距離をおけと言われた
でも、これで終わりにはしない
リュードーさんと離れて終わりだなんてそんなことは絶対させない