「悪」が似合わない君と。




なんだろう



なんかこの人のオーラはリュードーさんや浜田さんとは違って



関わりづらい



大股で歩いていくカイさんに駆け足でついていく


いつかの体育倉庫の裏側に来る


今日は他に誰もいない


静かな空間に足音だけが聞こえる


急にピタリと止まった



「…単刀直入に言う。」



え、なに


「彗には今後一切関わるな」


へ?


「彗に関わるな」



へ、


「な、なんでですか?」


「お前はわかってないだろ。彗や俺たちがどんな環境の中にいるか」


環境


「いつ誰が殴りかかってくるかわからない生活なんだ」


そんなこと知ってる


初めて会った時からリュードーさんは血を流してたんだから


「彗とは住む世界が違う。わかってるだろ」