「じゃあな」


「はい!また明日!」


軽く手を挙げるとトンボもおなじように手を挙げて笑った


…明日は授業受けよーかな…


家に入っていくトンボを見送り、来た道を戻る





「こんばんは」




聞きなれない声に振り向いた


…は?だれ?


黒いズボンにカッターシャツといったものすごくシンプルな格好

暗いせいでしっかり顔は見えないが背が高くスラリとしたその体型から若い男…だろうな


一歩俺の方に足を進めた


!!


思わず一歩退く


え、なんだ

今の…嫌な感じは…

殺気…?


何かわからないものすごく黒いオーラに押された


なんか…気持ち悪くなってきた