「悪」が似合わない君と。





「トンボ?」








ふと聞きたかった声





まさか





声のする方を振り返る




「リュードーさん…」




丁度あなたのことを考えていました





暗闇に街灯が逆光になって顔はしっかり見えないけどわかる



リュードーさんがそこにはいた





「お前…こんな時間に何やってんだよ」




「買い物の帰りです」




一歩足を進めたリュードーさんが街灯に照らされて表情が見えた



私もリュードーさんと同じ街灯の下に進みでる



「!…トンボお前…メガネは」



ああ、そーだった



「浜田さんと出かけてたのでちょっとおしゃれしてみたんです」



その言葉に少し顔が歪む



「浜田と出かけるとメガネとんのか?」



出かけてたからって馬鹿にされたからだけど




「浜田が取れって言ったのか?」



いやそういうわけでは



「取ったの…って浜田さんというよりはリュードーさんのせいですよ」



「は?」




だってね。



浜田さんがリュードーさんに女として見られてないとかいうから



さすがにねー意地見せたくなるわよ?