そして午後の授業
リュードーさんはちゃんと出席
でも午前ほど話しかけてこないのが助かる
と、思ったのもつかの間
「おいトンボ」
?
「なんですか?」
「お前マジで浜田と2人で出かけんの?2人きりで?」
?そうですけど
「何しに行くんだよ」
えー
リュードーさんの話だと思うけど
まさかそんなこと言えるはずもなく
「せ、世間話的な?…ほんとに話するだけですよ?」
明らかに目を逸らしてしまった
「…」
じとーっと効果音がつきそうな目でこっちを見てくるリュードーさん
…ていうか
リュードーさんにはものすごく関係ないことのような気がするんだけど…
あれ?
でも、あー浜田さんに用があったりするなら
「何がそんな気になるのかわかりませんが…もし今日浜田さんを連れ出して都合悪いんでしたらまた別日にしますが?」
それを聞くと最初は目を丸くしていたが次第に呆れたようにため息をついた
「お前…バカなの?」
え、
「ば、バカじゃないです!」
「はぁー流石だよバカトンボ。とりあえずどこ行くんだよ今日は」
バカトンボってなによぉ!
「駅前のドーナツカフェですけど!」
「ふーん…そっ」
なんなの!
自分から聞いておいて!