…そう、だったんだ


「…白猫の女の子…でしたね?」


リュードーさんを見上げた


「…あーあいつ、メスだったんだ…」



「…」


「気づいてました?」


「…まぁ」





なんでだろう

なんだかすんなり認められる


喧嘩が強くて、一匹狼で

そんなリュードーさんだけど


あの時のあの人が、この人だって

優しい人だって


納得できた




ああ

リュードーさん



あなたほど今の肩書きが似合わない人っていないと思いますよ


「悪魔」だとか「不良」だとか


あなたに…ちっとも…


似合わないんですね。