それから私はこってりと無限に危険という事や女の子としてなどで怒られた。







棗は決してアキラ達に抗争の結果を聞くことはない。





それは自分達のチームが勝つと言うことが分かっているからだ。





無限から怒られた私はげっそりとして伯を見た。






「そう言えば、伯はどうしてここに来たの?」





そう言うと伯は時計を見て笑う。





「今晩父さんが会合で飯いらねぇーって言うから美幸誘って久々に外食でもしようかと思ってな。お前らも来るだろ?」

と棗にきく伯。






それに答えたのはもちろん3バカだ。






「「やったーー!!」」






「うぉー!腹へったぜ!!!」






と喜ぶ三人。






「伯さん、ありがとうございます。」と律儀にお礼を言う無限。






「おう。じゃぁちっとばかし夕食には早いが出掛けるか。…悪いなお前ら!流石にお前ら全員を連れていくと店側も困るだろうからお前らにはピザを頼んどいたから」と黒羽のメンバー一同に言う伯。






歓声が返ってきたのは言うまでもない。






「さぁ、行くか」






私の肩に手を回した伯が倉庫を出るのに続いて棗たちも着いてきた。





「伯、歩いていくの?」と伯を見上げて言う私。





「あぁ。たまには俺も運動しないとな」






「それ伯が言うとなんかジジクサイ…」






「なんだと!?こらー!美幸!!」







追いかけてくる伯から逃げて私は無限の後ろに隠れた。





「わーい!伯さん逃げられてやんのー!」






「ほんとだー!わー!やっぱりジジクサイ~!」





「歳には勝てないぜ、伯さん!」






「おーまーえーらー!!」






口々に伯をイジリ出した三人を鬼の形相で追いかける伯。






私は笑い棗はそんな私を引き寄せる。