10月11日。
今日は遂に棗の誕生日。
午前中に家の仕事を終わらせ、伯と昌廣に帰りは遅くなると言うことを伝えてマンションを出る。
今日の迎えは無限だった。
無限にバイクに乗せてもらい倉庫まで向かう。
倉庫は既に誕生日会の真っ只中で騒がしかった。
「「「「美幸さん!こんにちはー!!」」」」
主役は棗なのにまるで私が主役かのように元気な声で挨拶をされる。
返事をして手招きするアキラの元に向かう。
「じゃぁ全員揃ったことだし乾杯するよーー!!」
双子が叫びそれぞれが飲み物を取る。
やはりお酒が混ざってるように見えるが誰も何も言わない。
私が環からオレンジジュースを受け取るのと腰が引き寄せられたのは同時だった。
「な、棗?」
普段から無表情な彼だが今日は何処と無く穏やかな顔をしているように思える。
「それでは。第7代目黒羽総長、平道棗の18歳の誕生日に乾杯!!」
無限の声に耳を塞ぎたくなるほどの大音量の歓声が重なる。
「棗、おめでとう。」
私は棗に片腕で抱きよせられたまま言った。
「ありがとう。」
普段では絶対に見れないような優しい笑顔で言う棗に私の心臓がうるさい音を立てたのは云うまでもない。
今日は遂に棗の誕生日。
午前中に家の仕事を終わらせ、伯と昌廣に帰りは遅くなると言うことを伝えてマンションを出る。
今日の迎えは無限だった。
無限にバイクに乗せてもらい倉庫まで向かう。
倉庫は既に誕生日会の真っ只中で騒がしかった。
「「「「美幸さん!こんにちはー!!」」」」
主役は棗なのにまるで私が主役かのように元気な声で挨拶をされる。
返事をして手招きするアキラの元に向かう。
「じゃぁ全員揃ったことだし乾杯するよーー!!」
双子が叫びそれぞれが飲み物を取る。
やはりお酒が混ざってるように見えるが誰も何も言わない。
私が環からオレンジジュースを受け取るのと腰が引き寄せられたのは同時だった。
「な、棗?」
普段から無表情な彼だが今日は何処と無く穏やかな顔をしているように思える。
「それでは。第7代目黒羽総長、平道棗の18歳の誕生日に乾杯!!」
無限の声に耳を塞ぎたくなるほどの大音量の歓声が重なる。
「棗、おめでとう。」
私は棗に片腕で抱きよせられたまま言った。
「ありがとう。」
普段では絶対に見れないような優しい笑顔で言う棗に私の心臓がうるさい音を立てたのは云うまでもない。