今日はアキラの迎えで倉庫まで行く。





一斉にされる挨拶にも徐々に慣れてきた私は少しずつだが1階にいる黒羽のメンバーの人たちとも話が出来るようになっていた。





「上に行く?それとも少し下にいる?」





アキラはいつもこんな風に聞いてくれるから私は甘えることが出来た。






「少し下に居たい」





そう言えばいつもの王子様のような笑顔になる。





「分かった。じゃぁ少ししてまた迎えに来るね」







そう言って自分という威圧的な存在がいない方がメンバー達が素で話せると言うことを理解している彼は先に2階へと上がっていく。