「どうされました?」 「ちょっと病院内を歩きたくて」 「そうですか。では、おとも致します。」 「よろしく」 二人のSPを後ろにつけ目立たないように病院内を散策した。 30分くらい経ったとき、 「御手洗に行っても?」 「はい。」 「ここで待っててくださいね」 もちろんトイレが目当てではない。 外に出るためにトイレに入ったのだ。 ドラマで見るように抜け出せるような窓を探す。 「あった!」 そこにはちょうど抜けれる大きさの窓があった。 「SPさん。ごめんね」 「茅菜!あいにきたぞ」