「叶逢は静かにしてて」
「だから授業受けれなかったんです」
「そんな嘘、通じると思ってるの?」
「嘘?」
「ほんとあざとい女よね。金持ちだからって。あんたの力じゃないでしょ」
「ちょっ、クソ」
「叶逢!それ以上言っちゃダメ」
「……」
「恐縮ですが、あなたが今つけている香水。私が経営する会社の商品ですよ。私が社長です」
「そんなデタラメ言わないで!」
「デタラメ?そんな訳ないじゃないですか。もし良ければ証明しましょうか?お父様を呼んできますが」
「「桜樹さまは流石にやばいだろ」」
「「首切られるよな」」
口々に生徒達が騒ぎ始める。
桜樹財閥は、それくらい恐れられている。
お金も、権力も、そして頭もある。



