「うん。お母様とお義父さまは?」 「まだ居る。」 リビングに向かうと朝食のパンを食べている2人の姿があった。 茅菜に気づいた2人は笑顔で挨拶をした。 「おはよう」 「よく寝れたか?」 「はい。おはようございます」 「温かいうちに食べなさい」 「はい、いただきます」 黙々と朝食を口に運び、皿の上を綺麗に片付ける。 制服に着替え、テストの最終対策をした。 1時間ほどたち、学校に行くため車の手配をしてもらった。 「茅菜。まだ言わないのか?」