でも、運動だけは頑なに許してくれなかった。 翌日。 窓から差し込む朝日から避けるように毛布を深く被る。 まだ春先で肌寒い。 小さく目覚ましがなる事に気づき手を伸ばし顔を出すと、 「おはよう」 「うわ!」 目の前に轟の顔があった。 おもわず声を出すと、 「そんなに俺の顔怖い?」 「い、いや。ビックリしただけ」 「そう。6時だよ、起きて」