リビングに紅茶を用意し、それを飲む音がリビングに響く。 無言の壁を感じ、茅菜は黙ってコップのそこを見つめていた。 「茅菜」 「っ」 「ごめん!」 「……」 「連絡できなくて。あんな別れ方をして責任を感じたんだ。でも、これは言い訳にしかならない。」 「私こそ。連絡出来なかった」 「っ……」 「一昨日さ、女の人といたよね?新しい彼女?なんか綺麗な人だったね。私とは大違い」 「は?」