茅菜はやせ細り、面会もままならない状態となってしまった。 無菌室に移動し、やっと造血幹細胞移植を始めた。 2週間から3週間ほど手にチューブを付けられ、投与される。 「茅菜……大丈夫?」 「う。ん」 「無理しなくていいからな。俺がそばにいるから」 「あり、がと」