滑り終えた叶逢は、息を荒くしながら茅菜の元に向かってきた。 「どうだった?」 「良かったと思う」 「コーチは?」 「ジャンプが余裕そうだったな。もうひとつ難しくしようか」 「はーい……」 「お疲れ様でーす」 「良かったね!叶逢ちゃん」 「まーアレぐらいなら私たちにも出来るよね」 「笑」 あー、ムカつく。 さっさとあっち行ってくれないかな。