「はい?」
「覚えてないの?ふざけないでよ!あんたのせいで私はあんなに馬鹿にされたのに」
数年前。
多くの選手が利用する大きなスケート場の訪れたことがあった。
そこに叶逢と一緒に練習をしに行った時、巴は周りの人から期待されている選手だった。
トリプルアクセルを飛ぶことで有名だった巴は少し周りからチヤホヤされていた。
そんな巴に茅菜はこう言い放ったのだ。
「あなたの滑りなら誰でも出来る」
「ちょっ、は?」
「茅菜!そんなこと言っちゃダメだよ」
「本当のことだもん。叶逢の方が何倍もいい滑りするし!」
「あんたね……じゃぁ滑ってみなさいよ。」
「わかった。」



