ハンカチを持ってきた祠にお供えするための神水で濡らし、矢の刺さった足を包み
「ごめんね、我慢してて」
そう声をかけて一気に引き抜いた。
傷口を神水で洗い、ハンカチを傷口に巻き付けた。
「痛かったね。
ごめんね、よくがんばったね。
あなたは初めて会うコよね?
綺麗…。
白銀であなたはとても綺麗なコ…」
楓は美しい狐に目を奪われた。
綺麗な白銀の艶やかな毛並みと、開いた瞳は真っ直ぐに楓を見つめ、顔を近づけてペロリと楓の頬を舐めて、赤くて可愛らしいその小さな唇に子狐は自分の口を静かに合わせた。
「ごめんね、我慢してて」
そう声をかけて一気に引き抜いた。
傷口を神水で洗い、ハンカチを傷口に巻き付けた。
「痛かったね。
ごめんね、よくがんばったね。
あなたは初めて会うコよね?
綺麗…。
白銀であなたはとても綺麗なコ…」
楓は美しい狐に目を奪われた。
綺麗な白銀の艶やかな毛並みと、開いた瞳は真っ直ぐに楓を見つめ、顔を近づけてペロリと楓の頬を舐めて、赤くて可愛らしいその小さな唇に子狐は自分の口を静かに合わせた。

