「里に暫くいく間の楓の身代わりだ。
直哉、本人が戻るまで楓を守れ」
命令口調の珀に直哉がムッとすると、口角をあげた珀がじっと直哉の目を見つめた。
「そう怒るな、直哉。
…この声は直哉にしか聞こえていない。
直接、ぬしのみに話しかけている。
楓は、必ずぬしに返す。
ただ、一度だけ契りをかわすことだけは目を瞑ってほしい。
楓を生涯守るために、私は力を得る必要がある。
夫婦となり、生涯共に歩むのは私ではなく直哉だ。
楓は、人の世で幸せになってほしい」
珀の瞳が切なく揺れた。
「直哉に頼みたいことがある。
…これから話すことは、他言無用だぞ直哉」
珀が語った話に直哉はごくりと唾を飲み込んだ。
珀の頼みを受け入れるには、あまりにも切なくて悲しい内容だったから…。
直哉、本人が戻るまで楓を守れ」
命令口調の珀に直哉がムッとすると、口角をあげた珀がじっと直哉の目を見つめた。
「そう怒るな、直哉。
…この声は直哉にしか聞こえていない。
直接、ぬしのみに話しかけている。
楓は、必ずぬしに返す。
ただ、一度だけ契りをかわすことだけは目を瞑ってほしい。
楓を生涯守るために、私は力を得る必要がある。
夫婦となり、生涯共に歩むのは私ではなく直哉だ。
楓は、人の世で幸せになってほしい」
珀の瞳が切なく揺れた。
「直哉に頼みたいことがある。
…これから話すことは、他言無用だぞ直哉」
珀が語った話に直哉はごくりと唾を飲み込んだ。
珀の頼みを受け入れるには、あまりにも切なくて悲しい内容だったから…。

