放課後、やって来たのはショッピングモール。
康さんと京子と私の3人で来た。康さんは服屋の入口のところで待ってくれている。





「これなんて似合うんじゃない?」





京子が手にしたのは肩が大胆に出た長袖の白いワンピース。
すごく可愛いんだけど…





「冬だから肩寒そうじゃない?」


「上着着れば温かいじゃない」





「…そ、それもそうだね」


「それに!背中のファスナーで、脱がしやすさ抜群よ」






「!?」





驚いた私を見てにやりと笑う京子は絶対面白がっている。






「そういう雰囲気にはなるでしょ?」





京子からワンピースを奪ってもとの場所へと戻した。
そして、隣にあった白いニットへと手を伸ばして





「お会計してくる!」





私は逃げるように走った。