君と過ごした16年。


幼馴染みだった16年。






「ーーーーいつか、教えて。





まつりの気持ち。









離れても、ずっと好きだよ」






音ーーーー?




涙雨が、頰を濡らした。




それは、わたしの涙。




ホントは、雨なんか降ってない。






「ーーーーもう、行かないと。
ごめん、まつり。


またねっ」




君が、口にした別れの言葉。。


いや、別れじゃないーーーー。
始まりの合図で、間違いない。

だけど、とても悲しい。


「わたしの中で、ずっと消えないよ音。


何年たっても、音が好きだよわたし。
音と、二人っきりで見た花火忘れないよ?

ずっと楽しみにしてた花火だもん。

この夏、、














逢えて良かった。







好きだよーーーー。



ずっと好き」



君が、思い出になってもーーーー。




わたしは、、









変わらず、好きだよって思った。