「あ、りんご飴だ!!」


わたしは浮かれていた。
それこそ、忘れていた。

刻々と迫る時にーーーー。








「まつり。

俺、まつり好きだよ。








だけどーーーー時間みたいっ」











ヒューーーーードンっ!!








その力強い花火の音がして
見上げたら、赤、青、紫、ピンク。



夜に飾る花火が、上がっていた。







はっ、として気づいて音を、見た。





音ーーーー?


なんで、笑ってるの?